◆大相撲 ▽名古屋場所3日目(15日、IGアリーナ)

 西序二段64枚目・今田改め光星竜(音羽山)が初白星を挙げた。東同63枚目・足立(二所ノ関)を力強く押し出し。

14日の一番相撲は攻めて前に出たところをはたき込まれ、軍配差し違えで敗れたが「いい相撲はできていた」と手応えはあったという。この日は体重差81キロをはね返し「今まですごい体重の重い相手とやったことがなくてイメージしづらいところはあったけど、しっかりやりたいことができた」と納得顔だった。

 しこ名を今場所から変えた。23年12月に亡くなった元関脇・寺尾の先代・錣山親方が名付け親の本名「光星」に師匠の音羽山親方(元横綱・鶴竜)の現役時代のしこ名を合わせた。館内で名前を呼ばれるたびに「寺尾関に付けていただいた本名と敬愛する師匠の竜をいただいているので。ありがたみを感じる」と身が引き締まるという。

 高校卒業後に渡米し、ネバダ州立大時代に柔道のUSオープンを制した異色の経歴の持ち主は初土俵から3場所目。「残り全部勝って、三段目に上がりたい。早く関取になる」と意気込んだ。

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