日本最大の競走馬のセリであるセレクトセール2025(主催・一般社団法人日本競走馬協会)が7月15日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで2日目を迎えた。2日目は今年生まれた当歳馬が上場された。

 上場番号378番の「ブラーリーメモリーの2025」(牡、父フライトライン)は1億3000万円で落札された。父は22年のBCクラシックなどG1を4勝し、6戦無敗で種牡馬入りしたフライトライン。購買者は(同)DMM.com。

 矢作芳人調教師は「ダートっぽく力強いイメージがあると思うが、柔らかくて日本の競馬に適応すると思って行かせていただきました。セールスポイントは血統です。『これで一緒に夢を追おう』とオーナーに言っていただきました」と話した。

 インタビュー後の取材で同産駒の当歳が産まれた際にアメリカへ足を運んだエピドードを明かし、「非常に高く評価していて、アメリカの種牡馬では飛び抜けていると思います。現地で産駒を見させていただいた時も父の良さを受け継いでいると感じることができました」と“世界の矢作”が高評価。

 フライトライン産駒は昨年のセレクトセールで3頭中2頭が2億円超え。今年も2日間で5頭が上場し、4頭が1億円を超える値段がついた。

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