日本最大の競走馬のセリであるセレクトセール2025(主催・一般社団法人日本競走馬協会)が7月15日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで2日目を迎えた。2日目は今年生まれた当歳馬が上場された。

 上場番号431番「ゴーイングトゥベガスの2025」(牡、父イクイノックス)は、4億5000万円で落札された。購買者は「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏。

 母は米G1・2勝を挙げた強豪。イクイノックス産駒は今年の当歳が初年度産駒でセール初登場。すでに落札された上場番号344番「ミッドナイトビズーの2025」(5億8000万円)に続く2頭目の4億円超えとなった。

 小笹芳央氏「今、涙目になっているの分かりますか? 高くて…(笑)。某世界のY調教師(矢作芳人調教師)からおすすめいただきまして、私の“降りない病”が発症してしまいました。もちろん血統背景もいいですから。体形がY調教師好みなんですよ。なので『ぜひとも』という声をいただきまして、男気を示しました。この馬のために前半、脚をためていました。やっぱり芝で中長距離で。

できればクラシック戦線に乗ってもらえるぐらい成長してほしいです」

 矢作芳人調教師「お母さんのゴーイングトゥベガスは、ラヴズオンリーユーが勝ったブリーダーズCフィリー&メアターフでハナに行った馬です。そのときからいい馬だなと思って見てて、それにイクイノックス。すごくお母さんとイクイノックスのいいところを受け継いでいるので、強くオーナーに推薦しました」

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