◇大相撲名古屋場所3日目(15日、IGアリーナ)  

 西十両2枚目・友風(中村)が東筆頭・錦木(伊勢ノ海)を押し出して2勝1敗とした。

 低く当たった立ち合いから右を入れ、左の押っつけで錦木を一気に押し出した。

会心の一番に「良かったです」と友風の表情も緩んだ。「うまく右が入ったので。実はケガをする前(2019年の九州場所)に右を入れて勝った一番があって、それを思い出したので。錦木関のような腰の重い力士にあのような相撲で勝てたことは自信になります」と続けた。

 地方場所でも場所中のルーティンは変えない。部屋に戻ると部屋で弟弟子らと夕飯を取り、午後9時には就寝するという。「たまに外に出ますけど、ほとんど部屋で過ごしてます。このルーティンは変わりませんし、変えませんと」。

 最強の応援団長の声援も背中を押している。2日目には母・奈美さんがIGアリーナで観戦。館内に響く大声援を送っていた。中日(20日)も観戦予定で、「ありがたいです」と友風は感謝していた。

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