◆大相撲名古屋場所3日目(15日・IGアリーナ)

 横綱・豊昇龍(立浪)は、東前頭筆頭・安青錦(安治川)に渡し込みで敗れ、連敗となった。前日は、西前頭筆頭・若元春(荒汐)に不覚を取り、連日の金星配給。

横綱3場所目で早くも7個目の金星配給となった。立ち合い、押し込んでいったが、右下手を取られると、強引な上手投げ。これが、相手を呼び込む形となり、尻から落ちた。安青錦は年6場所制となった1958年以降では、幕下付け出しを除き、史上最速の初土俵から12場所目での金星獲得となった。

 豊昇龍は新横綱の春場所を途中休場。先場所は、3、4日目と連敗し、優勝争いに絡めなかった。それだけに、この日は負けられない一番だった。だが、苦杯を喫し、横綱として初の賜杯を抱く目標からも大きく後退した。

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