◆大相撲名古屋場所3日日(15日、IGアリーナ)

 新入幕で若碇から改名した藤ノ川(伊勢ノ海)が初白星を挙げた。立ち合いで平幕・英乃海(木瀬)に低く当たると、もろ差しになった。

そのまま前に出て押し出した。だが、勝ち名乗りを受ける前に顔をゆがめ、少しふらついた。「立ち合いで首に入って、頭が真っ白だった。途中記憶がなくて押し出して勝ったところで分かった」と明かした。

 先代の藤ノ川(故・服部祐兒さん)が幕内で最後に白星を挙げたのは1986年11月の九州場所。約39年ぶりに藤ノ川が白星を挙げたことについては「ほっとしている。あとは連勝できるように頑張りたい」とうなずいた。6代目がここから巻き返す。

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