◆大相撲名古屋場所4日目(16日・IGアリーナ)
新横綱・大の里(二所ノ関)は、過去4勝2敗の東前頭2枚目・王鵬(大嶽)に押し出され、初黒星、初の金星配給となった。大の里は押し込んでいったが、残され、逆襲されると、引いてしまい、そのまま土俵を割った。
大の里は、初日から3日目までは万全の横綱相撲を展開していた。前日は、2日連続の金星を狙った西前頭筆頭・若元春(荒汐)を押し倒した。もろ手で圧力をかけ、のど輪を交えて一気に押し込むと、たまらず若元春がバランスを崩した。「相手がよく見えていた。しっかり自分の相撲を取りきることだけを考えた」と振り返っていたが、この日は悪癖の引きが出てしまい、自滅した。