◆バドミントン ▽ジャパン・オープン 第2日(16日、東京体育館)

 女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク3位の山口茜(再春館製薬所)が、同26位のミア・ブリクフェルト(デンマーク)を21―9、21―12で下し、2回戦進出を決めた。史上初の大会5勝へ向け、初戦をわずか33分で快勝。

「今日は丁寧にやろうと思って試合に入った。全体を通してそれが良かった」とストレート勝ちの一戦を振り返った。

 第1ゲームは序盤からラリーをつなげ、序盤から7連続得点で8―1と突き放した。緩急を使い相手の体勢を崩すなど、ペースを握った。第2ゲームでは中盤に3点差と詰められたが、徐々に持ち味のスマッシュを多用していき、完勝発進とした。

 対戦相手のブリクフェルトとは過去11勝1敗。唯一喫した黒星は昨年11月の中国マスターズでのもの。「そのときは自分でどうにかしようとしすぎて、相手の土俵にいってしまった。同じ展開にならないように、ラリーで勝負しよう」と決めてコートに入ったという。

 大会は12度目の出場で、今年は5度目の優勝を目指す。多くの日本選手は今大会に大きな憧れを持つが、山口は「出て初めて知った大会。憧れとは言えなかった」と初出場の2012年を振り返った。

それでも13年には初優勝を挙げた大会。「自分にとっても特別感が年々増している。日本のお客さんの前でたくさん試合をする喜びを感じられたら」と勝ち上がりへの思いを口にした。次戦は世界14位のシム・ユジン(韓国)と戦う。「ラリーは継続しつつ、少しずつアグレッシブなプレーが増えていったらいいな」と意気込みを語った。

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