◆バドミントン ▽ジャパン・オープン 第2日(16日、東京体育館)

 女子ダブルス1回戦が行われ、パリ五輪銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が21―13、21―11と、広上瑠依、保原彩夏組(ヨネックス)を下し、2回戦進出を決めた。今月上旬、8月の世界選手権(パリ)でのペア解消を発表。

残り3大会となったシダマツの快勝発進に志田は「しっかり準備をして、初戦にしてはすごくいいパフォーマンスで、いい点数の取り方で勝てた」と笑みを浮かべた。

 第1ゲームは序盤にリードを許すも、5連続得点などで相手を突き放した。っだい2ゲームに入っても勢いは変わらず、10―6から圧巻の6連続得点。前衛、後衛を入れ替えながらラリーを重ね、最後は松山のスマッシュを返そうとした相手がシャトルをネットにかけ、勝利を手にした。試合後、松山は「良かったです。自分たちもいい状態で入れていたので、全て前向きに捉えられたことが良かった」と安心した表情を見せた。

 今大会はペア解散前最後の日本での試合。国内で最後のシダマツを見ようと多くのファンが会場に駆けつけた。得点を取るたびにスティックバルーンや、拍手の音が会場に響き渡り、大きな声援も飛んだ。勝利後は2人でファンとともにシダマツタオルを掲げ喜びに浸った。志田は「この雰囲気で1試合でも多く試合をしたい気持ちが湧いてきた」と松山との臨む試合への思いを語った。

 快勝スタートも気は抜かない。

松山は「今日の反省点を修正して、もっといいプレーを皆さんに見せたい」と意気込み、17日の2回戦を見据えた。

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