安青錦が憧れの若隆景に初勝利「力士になる前から見ていたので、うれしい」 八角理事長も絶賛「立派な大関候補」

 東前頭筆頭・安青錦(安治川)が、関脇・若隆景(荒汐)を押し出して、3勝目を挙げた。「相手を起こすことを意識していて、それができて良かった。

体が勝手に動いてくれた」と振り返った。

 若隆景が昨年7月の名古屋場所前に安治川部屋に出稽古に出向いてから親交が始まり、安青錦にとって初の巡業となった春巡業では若隆景の気遣いで明け荷を横並びにした。同じ下からの低い攻めを武器とし、アコレだった若隆景に初めて勝利し、「力士になるから見ていたので、うれしい」と語った。若隆景の存在について問われると、「兄弟子です。お世話になっている巡業でも一緒、普段からお世話になっているので」と感謝を口にした。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「安青錦は豊昇龍に勝って、自信を付けたようだ。元々、力は持っている。若隆景が何もできなかった。1日でこれだけ強くなれるのか。立派な大関候補だ。立ち合いで大の里には歯が立たなかったが、大の里以外にはやれている。自信を持って押している。

若手だから自信がつくのが早い」と絶賛した。

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