◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)男子千葉大会 日本―ドイツ(16日、千葉ポートアリーナ)
1次リーグ(L)の最終第3週、男子千葉大会が開幕し、世界ランク5位の日本は、同8位のドイツと対戦。今大会からパリ五輪代表6人が合流し、厚みを増している。
第1セット(S)は、先制点は相手に許したが、すぐに高橋藍(らん、サントリー)がレフトから決めて流れをつくると、今度は2大会連続五輪代表の石川祐希主将(ペルージャ)が、ネット際で押し込んで得点を挙げると、さらに高い打点からスパイクを打ち込み連続得点を挙げるなど、両エースが序盤から存在感を示したが、その後、相手に4連続得点を挙げられるなど追い上げられると、後半は徐々に相手に攻められ結局21―25でセットを奪われた。
ドイツのサーブで始まった第2Sは、石川がレフトから決めて先制点は日本。一進一退の攻防が続いたものの、中盤からは宮浦健人(WD名古屋)がライトから決めると、石川、高橋も続き最大6点差をつけるなど終始リード。最後は高橋がレストから決めて、このセットを25―20で取ってセットカウントを1―1のタイに持ち込んだ。
コートチェンジした第3S。日本のサーブから始まり最初のポイントはドイツが取ったが、すぐに石川が決めて同点。序盤は相手のペースで進む。5―6から石川がレフトから2枚ブロックの間を強打で割って同点に追いつきすぐに逆転。中盤は一歩も譲らない展開になったが、4連続得点を決められるなど再び相手にペースを握られた。それでも諦めず、意地を見せ同点に追いつくと宮浦がサーブレシーブを決めてついにリード。一気に流れを引き寄せ最後は高橋が決めて25―23で連取した。
昨夏のパリ五輪1次リーグ初戦で対戦し、2―3で敗れた相手。
◆ネーションズリーグ 男子は1990年からのワールドリーグに代わる大会として2018年に新設した国際大会。18チームが参加し、2組に分かれて3週で1次L計12試合を行う。勝ち点は3―0、3―1で3点、3―2で2点、2―3で1点、1―3、0―3で0点。開催国と上位7チームが決勝大会(30日~8月3日、中国・寧波)に進む。昨年大会で日本は男女ともに銀メダルを獲得している。