◆大相撲 ▽名古屋場所5日目(17日、IGアリーナ) 

 横綱・豊昇龍(立浪)が5日目に休場した。昇進後の3場所で休場は、新横綱の春場所以来2度目。

この日の対戦相手の東前頭2枚目・王鵬(大嶽)は不戦勝となった。

 豊昇龍は4日目に西前頭2枚目・阿炎(錣山)に押し出され、令和では昨年春場所の照ノ富士以来3人目となる3日連続の金星を配給していた。仮に4日連続で金星配給をすれば1931年初場所の宮城山以来、94年ぶりの不名誉記録となる危機だった。

 場所前の出稽古で左足親指を痛め、場所中も治療を続けるなど状態も万全ではなかったとみられる。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は4日目の取組前に「黒星先行というのはね。力が入りすぎている。修正して、とりあえずは(星を)五分にしないと」と話していたが、1勝3敗での休場となった。

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