◆大相撲 ▽名古屋場所5日目(17日、IGアリーナ)
横綱・豊昇龍(立浪)が5日目に休場した。2日目から平幕の若元春、安青錦、阿炎に3日連続で金星を配給し、1勝3敗と不振だった。
師匠の立浪親方(元小結・旭豊)はIGアリーナで取材に応じ、休場について説明した。診断書はまだ公表されていないが、場所前の出稽古で痛めた左足親指が3日目の安青錦戦で悪化。骨にひびが入っていたとみられ、本人は出場の意向を示したが「触っても痛いということなので。症状を聞いて、私が『だったら、やめた方がいい』と言った」と明かした。
6月には横綱昇進パーティーも盛大に行われていた。立浪親方は「昇進パーティーをやったばっかりで(期待に)応えたいというのはあったと思う」と気遣ったが、これで昇進3場所で2度目の休場となった。
今場所での途中出場の可能性は否定。夏巡業参加については今後話し合うが、基本的には秋場所での復帰を目指していく方針だ。「ファンの人や相撲協会にも迷惑をかけているわけですから。次こそは優勝、優勝争いできるように、万全で出したい」と語った。