◆大相撲 ▽名古屋場所5日目(17日、IGアリーナ)

 西幕下15枚目・福崎(藤島)が、西幕下16枚目・千代丸(九重)を押し出して2勝目を挙げた。

 下の名前の真逢輝(まある)が珍しいと注目を集める福崎と千代丸の“まる対決”。

幕内経験者で、同じ鹿児島出身の先輩との対戦に「同郷の先輩で、同じ押し相撲でもある。胸を借りるつもりでいった」と笑顔で振り返った。

 二番相撲では東幕下17枚目・天照鵬(伊勢ケ浜)に敗れたが「十両経験者で圧力もあった。立ち合いは押し込めていたし、自分から引いて負けてしまったので、逆に気持ちの切り替えはできたと思う」と話した。

 3月の春場所で幕下最下位格付け出しでデビュー。同場所で5勝、先場所は6勝と順調に白星を伸ばし、今場所は幕下15枚目以内に昇進した。「格上の人ばかりの地位なので、プレッシャーはない。自分の相撲を取り切りたい」と、残り4番を見据えた。

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