◆大相撲名古屋場所 5日目(17日、IGアリーナ)

 西十両2枚目・友風(中村)が、西4枚目・白熊(二所ノ関)をすくい投げで破り、序盤を3勝2敗で乗り切った。

 余裕があった。

立ち合いから白熊に押され、土俵際まで追い込まれたが、左を差してすくい投げを決めた。「押されましたけど、集中していたし、残せる感触でした。すくい投げ? たまたまですよ」と笑顔。

 友風自身はスロースターターだと自負している。「後半に流れをつかむタイプだと思います」といつも口にしている。しかし、今場所は3勝2敗という数字以外に「動けているし、悪くないです」と確かな手応えをつかんでいる。

 好調な要因は先場所の2ケタ勝利があるという。「先場所のいい相撲、良かったところが頭に残っている。それが良い流れになっていると思います」。先場所マークした、2023年夏場所以来10場所ぶりの2ケタ勝利が今場所の友風を支えている。

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