◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)男子千葉大会 日本―アルゼンチン(17日、千葉ポートアリーナ)

 1次リーグで2連勝に挑む世界ランク5位の日本は同8位のアルゼンチン戦で、2セット連続で相手に奪われた。第1セット(S)は、23―25で落とした。

21年東京五輪銅メダルのアルゼンチンを相手に、序盤はリードを許す展開。10―14から、主将の石川祐希(ペルージャ)がスパイク、ブロックで3連続得点など13―14まで迫った。一挙5連続得点で15―14。16―17からは高橋藍(サントリー)が左から決めて同点にするが、その後連続失点でアルゼンチンが先に20点に乗せた。

 一進一退の攻防は、日本が18―21から連続得点、高橋藍が左から打ち抜いて同点に。ただ22―24とセットポイントを許した日本は、最後は相手にスパイクを決められ第1セットを23―25で先取された。

 第2Sは序盤から拮抗。6―5から小野寺太志(サントリー)がミドルから強烈なスパイクを決めると、石川も続き、相手がタイムアウトを要求。1点を奪われるも、高橋がレフトからスパイクを決めた。だが、アルゼンチンも負けじと高さを生かし得点を重ね、11―11と同点に。

 その後も1点取っては取られてという展開が続いた。17―19と2点差がついたところで日本がタイムアウトを要求。

流れを引き戻したいところだったが、18―20と再び先に20点目を奪われた。それでも、終盤に入った西山大翔(大阪B)が躍動し、22―23に。22―24から石川の軟打で1点を追加。最後はチャレンジの判定にも申し立てをするなど、執念を見せたが23―25で2S連続で接戦を落とした。

 ◆ネーションズリーグ 男子は1990年からのワールドリーグに代わる大会として2018年に新設した国際大会。18チームが参加し、2組に分かれて3週で1次L計12試合を行う。勝ち点は3―0、3―1で3点、3―2で2点、2―3で1点、1―3、0―3で0点。開催国と上位7チームが決勝大会(30日~8月3日、中国・寧波)に進む。昨年大会で日本は男女ともに銀メダルを獲得している。

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