◆大相撲 ▽名古屋場所5日目(17日、IGアリーナ)

 幕内・御嶽海(出羽海)が5連勝を飾った。立ち合いで同・琴勝峰(佐渡ケ嶽)を起こすともろ差しになった。

回り込まれたが相手を逃さず食らいつくと、最後は押し出した。「しっかり踏み込んで反応できた」とうなずいた。同じ平幕の一山本(放駒)とともに無傷の5連勝。隣県・長野出身で「準ご当所」だけに多くの声援をもらっている。「うれしい。ほっとしている」と小さな声でかみしめた。

 優勝回数は現役ではトップ横綱・大の里(二所ノ関)の4度に次いで2位の3度だ。「まだまだこれから。残り10日あるので引き締める」。昨年夏場所も初日から5連勝したが終わってみれば8勝7敗だったこともありおごる様子はない。八角理事長(元横綱・北勝海)も「御嶽海は勝って乗っていくと力を出すタイプ」と期待する。6日目は正代(時津風)と元大関対決。

勝ってさらに勢いに乗る。

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