◇大相撲名古屋場所6日目(18日、IGアリーナ)

 西十両2枚目・友風(中村)が東3枚目・欧勝海(鳴戸)をはたき込みで下し、4勝2敗とした。

 立ち合いはもろ差し狙いだったが、両ハズに手がかかり一気に前に出た。

土俵際は右でのど輪で攻め、残されたところをはたいて勝負を決めた。

 「前回の対戦(今年の初場所)では上手を取られて負けました。そのことが頭にあったので、反省を生かして攻めました。結果ははたき込みですけど、僕の中では120点の内容だと思っています」。前に圧力をかけてのはたき込み。理想的な内容に満足度100パーセントの笑顔を見せた。

 先場所は10勝5敗の好成績で西十両2枚目にジャンプアップ。7場所ぶりの幕内が再び視野に入ってきた。「あまり意識はしてません。なにしろ障害者手帳を持っている身ですから。土俵を精一杯、務めるだけだと思っています。先場所から体の弱点を受け入れながらも心が整ってきたと思っています」と平常心を強調していた。

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