◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)男子千葉大会 日本―ブラジル(18日、千葉ポートアリーナ)

 1次リーグが行われ、昨年大会銀メダルで世界ランク5位の日本は、五輪3大会金メダルで同4位のブラジルに挑む。

 4位につける日本とブラジル戦の前に行われた他会場の試合で7位のキューバ、スロベニアが勝ったため、開催国と上位7チームによる決勝大会(30日開幕、中国)に向けた争いは、混戦模様になった。

16位の中国が開催国枠に入り、実質上位7チーム入りが必須。日本はブラジル戦で勝ち点3を得る3―0、3―1で破った場合、上位7チーム入りが確定する。フルセットにもつれた場合は、他会場の試合次第で決まる可能性もあるが、自力での進出を決めたいところだ。

 主将の石川祐希(ペルージャ)がこの試合でリザーブに回った。17日のアルゼンチン戦後に、ロラン・ティリ監督が「疲れがある」と明かしていた。主軸の高橋藍(サントリー)に加え、前戦で石川に替わって入ったアウトサイドヒッター(OH)・富田将馬(大阪B)が勝負どころでスパイクを決め、逆転勝ちに貢献。21歳のOH甲斐優斗(専大)も武器のサーブで存在感を示しており、ブラジル戦でカギを握りそうだ。

 ミドルブロッカー(MB)は小野寺太志(サントリー)がリザーブに回り、パリ五輪代表で、今大会から合流した山内晶大(大阪B)が出場選手登録。ブラジルのパワーのある攻撃に対し、組織的守備で対応できるか。

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