◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)男子千葉大会 日本―ブラジル(18日、千葉ポートアリーナ)
1次リーグが行われ、世界ランク6位の日本は、五輪3大会金メダルの同4位、ブラジル戦を迎えた。
開催国と上位7チームによる決勝大会(30日開幕、中国)に向けた争いで、日本は3位につけており、この日勝ち点3(3―0または3―1での勝利)を獲得すれば進出が確定したが、2セット連取されたことで、決勝大会進出は持ち越しとなった。
第1セットを21―25で落とし、迎えた第2セット。日本はこの日、石川祐希(ペルージャ)の欠場で主将についた高橋藍(サントリー)、ここまで得点ランク3位の宮浦健人(名古屋)の強烈スパイクなどで食らいつくが、なかなか点差を縮められず、16―20と先に大台に乗せられた。
ただ、日本も粘り強い。西本圭吾(広島T)のサービスエースで勢いに乗り、20―21の1点差でブラジルがタイムアウト。23―24まで追い詰めたが、最後はブラジルに強烈スパイクを決められて23―25で落とした。
2028年ロサンゼルス五輪メダル獲得に向けたロラン・ティリ監督の新体制は、5月に始動。石川主将や藍ら昨夏のパリ五輪に出場した主力は、別調整で1次リーグ第3週の千葉大会から合流した。
◆ネーションズリーグ 男子は1990年からのワールドリーグに代わる大会として2018年に新設した国際大会。18チームが参加し、2組に分かれて3週で1次L計12試合を行う。勝ち点は3―0、3―1で3点、3―2で2点、2―3で1点、1―3、0―3で0点。開催国と上位7チームが決勝大会(30日~8月3日、中国・寧波)に進む。昨年大会で日本は男女ともに銀メダルを獲得している。