俳優の杉本哲太が22日、フジテレビ系「ぽかぽか」(月~金曜・午前11時50分)にゲスト出演。デビューのきっかけとなったヤンチャなエピソードを明かし、共演者を驚かせた。
1981年、横浜銀蠅ファミリーのロックバンド「紅麗威甦(グリース)」でデビューし、現在は名バイプレーヤーとして活躍している杉本。デビューのきっかけと問われると「けんかの仲裁をしてくれた『横浜銀蝿』の嵐(らん)さん」と答え、出会いの場面を語った。
「(デビューした)当時は、俺が5人を相手に大立ち回りをして、バッタバッタを倒したというエピソードだったんですけど、それは嘘で、逆なんですよ。私が5人の不良にボコボコにされていたところを、嵐さんが『お前ら何やってんだ』と仲裁に入って止めてくれた」と告白。たまたま、車を車検に出していた嵐が、電車移動のため横浜のダイヤモンド地下街を通りかかったのだという。
「あのままの、革ジャンに白いドカン(学生服を変形させた幅広パンツ)で、一目瞭然、銀蠅の人ってわかって、ほかの5人のヤンキーたちもみんなびっくりして、けんかどころじゃなくなっちゃって」と振り返った。
当時、横浜銀蝿が発売したレコードの裏面で「仲間にならないか」とファミリーの募集を告知していたことを思い出した杉本は「僕も仲間に入れてください」とその場で直訴。楽器などの経験はなかったが、レッスンに通うようになり、デビューに至ったという。
この話を聞いた、番組MCの神田愛花アナウンサーは「私、横浜出身で、小学校の時、ダイヤモンド地下街を歩く時は、ヤンチャな人たちがけんかすることがあるから、気をつけてって言われてたんですよ。哲太さんのことだ!」と、驚いた表情で返していた。