◆大相撲 ▽名古屋場所10日目(22日、IGアリーナ)

 西前頭16枚目の御嶽海(出羽海)が勝ち越しを決めた。十両の湘南乃海(高田川)に最後は体をぶつけるように力強く寄り切った。

幕内での勝ち越しは昨年夏場所以来で7場所ぶり。元大関は「復活した御嶽海を見てもらいたかったので。こうやって早めに勝ち越せて良かった」と、充実感をにじませた。

 十両転落から1場所で復帰し、優勝争いでトップの一山本を1差で追走する。現役2位の優勝3度を誇る32歳は「あとは若手に頑張ってもらって。僕はちょっとずつ頑張ります。自分の相撲を楽しく、気を引き締めてやっていきたい」と気負う様子はなかった。

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