◆明治安田J1リーグ▽第21節 浦和4―1湘南(23日・埼スタ)

 浦和は6月に新加入したFW小森飛絢(ひいろ)の移籍後初ゴールなどで湘南に4―1と勝利し、クラブW杯後の初勝利を挙げた。前半33分にDFホイブラーテンのゴールで先制し、同アディショナルタイムには小森が追加点。

後半26分には途中出場した主将のMF関根貴大のダイビングヘッドでリードを広げた。湘南も後半32分に今夏加入したMF太田修介の移籍後初ゴールで1点を返した。後半アディショナルタイム、途中出場の浦和FWチアゴサンタナが決めて試合を締めくくった。

 浦和のスコルジャ監督は「アウェーでも本日のような決意を持って戦わないといけない。(FC東京にアウェーで敗れた)前節と違った姿、より決意を持って戦術的にも規律を守る姿がったので、そこはよかったと思う」と、セットプレーから主導権を握った試合を振り返った。また「今シーズン初めて公式戦で4ゴールを決め、小森が初ゴールを決めてくれたこともうれしいことです」と続けた。

 指揮官は小森を2試合連続で先発起用した理由について「飛絢は非常に興味深い選手で、我々が必要としている攻撃の動きをしてくれます。中盤ともつながってプレーできます」と説明。「彼はスタメンでプレーし、J1に適応している段階。もちろん(松尾)佑介もいいストライカーですし、チアゴもクオリティーを見せました。今後の試合では戦術によってストライカーが変わることもあると思います」と語り、チームの戦術の幅を広げる前線の競争を歓迎した。

編集部おすすめ