友風が行司差し違えで７勝目　７場所ぶりの幕内復帰も見えてきた
友風(左)がはたき込みで英乃海を破る(カメラ・今西 淳) 画像（1枚）

◇大相撲名古屋場所１２日目（２４日、ＩＧアリーナ）

　西十両２枚目・友風（中村）が西前頭１４枚目・英乃海（木瀬）をはたき込んで７勝５敗。２場所連続の勝ち越しに王手をかけた。

　タイミングをずらした立ち合いから前に圧力をかけて英乃海の首根っこを押さえてはたき込んだ。

　しかし、行司・木村朝之助の軍配は英乃海に上がった。物言いの結果、行司差し違えで友風の７勝目となったが、「なんで軍配が相手に上がったのかわかりませんでした。はたき込みの得意な力士は足が出ているかどうかはわかるもの。当然、出ていなかったし、マゲかなとも思いましたが、私はこれまで一度もマゲをつかんだことがありませんから」と冷静だった。

　ともあれ２場所連続の勝ち越しに王手をかけ、状況によっては７場所ぶりの幕内復帰も見えてきた。「あと一番ですか。すごくいい状態できています。気持ちも整っています。いい疲労感はありますけど、悪くないですよ」と残り３日を見据えていた。

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