◆ラグビー 「太陽生命チャレンジシリーズ2025」 女子日本代表 30―19 女子スペイン代表(26日、秩父宮ラグビー場)

 世界ランク11位の日本は、同13位のスペインに30―19で勝利。19日の第1戦(32〇19)に続く2連勝で、8月開幕のW杯イングランド大会へ勢いをつけた。

女子日本代表はW杯前の国内最終戦を終え、本戦では8月24日に1次リーグ第1戦で、世界ランク5位のアイルランド代表と戦う。

 先制は日本。スペインが反則の繰り返しによるイエローカードで14人となった前半13分、敵陣深くのスクラムを起点に左へ展開。最後はWTB香川メレ優愛ハヴィリに渡り、トライエリアに飛び込んだ。同27分、日本は敵陣の相手ラインアウトでボールを奪うと、22メートル内で受けた香川メレ優愛ハヴィリが駆け抜けて追加点。10―0とし、前半をリードして折り返した。

 後半は6分、日本の主将のフランカー長田いろはが、相手トライエリア前でキックをチャージ、そのまま捕球してトライ。キックも決まり17―0と突き放す。スペインの得点は同11分、敵陣左サイド深くのラインアウトから、フィジカルで押し込んでトライ。5点を返す。日本は17分、SO山本実のPGで加点し20―5。19分には、敵陣での7次攻撃からSO山本、WTB松村美咲とつないでトライを挙げ25―5とリードを広げる。

 スペインは後半25分、自陣のスクラムから右サイドを突破し、トライライン際の攻防からフッカーのジョーがねじ込んでトライ。12―25と食らいつくが、日本も同30分にプロップ永田虹歩のトライで再び突き放す。猛追するスペインを振り切り、日本が30―19で勝利。この日は秩父宮に5244人が集い、女子15人制では最多観客数を記録。大歓声を受け、W杯前の国内最終戦を飾った。

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