新潟3R・2歳新馬戦(芝1400メートル)は、レイチェル・キング騎手(34)=英国出身、豪州拠点=が騎乗した1番人気のエコロアルバ(牡2歳、美浦・田村厩舎)が2馬身半差の快勝。夏の新潟開幕デーにモズアスコット産駒が、素質の高さを示した。
道中は中団に構え、最後の直線では余力たっぷりに抜け出してラストは流す余裕。初参戦の新潟で初勝利となったキング姐さんは「精神面や性格がいいですね。スタートも決まってレース中も折り合っていたし、しまいの脚も良かった。成長しながらステップアップしていけると思います」と評価。先週の函館2歳Sを9番人気のエイシンディードで逃げ切り、この日も1勝と手綱さばきはさえわたる。
同馬は今年5月の千葉サラブレッドセールで7000万円で落札。田村調教師は「セリの動きが抜けて良かった。馬群も経験できて最後も外から伸びた。輸送も暑さも経験できて1回のレースで3回ぶんの経験ができた」と絶賛。次戦は新潟2歳S・G3(8月24日、新潟)が候補となっている。