バルセロナは26日、約12時間のフライトを経て午前8時頃に関西国際空港に到着した。約150人のファンに出迎えられ、サインや写真撮影に応じるなどファンサービスも行った。

 その後は神戸市内に移動し、午後6時から試合会場のノエスタ神戸で練習した。冒頭15分の公開では、スペイン代表FWラミン・ヤマル(18)、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(36)らが登場。和やかな雰囲気の中、ストレッチや瞬発系のメニューで汗を流した。

 オンラインで取材に応じた神戸の吉田孝行監督は「無事に開催され、楽しみにしている」。主将のDF山川哲史も「良くも悪くも話題になるので、全力で面白い試合にしたい」と士気を高めた。

 ◆来日中止騒動 24日未明にバルセロナが「プロモーターによる重大な契約違反のため、来週日曜日に日本で予定されている試合への参加を中止せざるを得なくなった」と声明を発表。神戸―バルセロナ主管の「ヤスダグループ」が試合開催に必要な500万ユーロ(約8億7000万円)の未払いが原因とスペイン各紙が報じ混乱に。三木谷会長が調整し、25日には両クラブから当初の予定通り、試合の開催が発表された。

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