J3琉球のDF吉本武(23)が、シンガポール1部のタンピネス・ローバーズに完全移籍することが26日、分かった。月末にも現地に渡り、正式に契約を結ぶとみられる。

 神奈川県出身の左サイドバックで、左足のキックの精度を武器とする。日大藤沢から関大に進学し、4年時の天皇杯2回戦ではJ1浦和に0―1で敗れたものの持ち前の攻撃力をアピール。全国大学選手権にも出場するなど結果を残し、琉球に加入した。1年目はリーグ戦4試合で2アシスト。2年目の今季はリーグ戦とルヴァン杯、1試合ずつの出場にとどまっていた。

 タンピネス・ローバーズは昨季2位で、9月からのACL2に出場する。6月に岡山から期限付き移籍したDF鷲見星河(23)ら日本人選手も多数在籍。7月には2年連続J1得点王のFWアンデルソン・ロペス(31)も横浜Mから昨季1位のライオン・シティーに加入しており、盛り上がりを見せる同リーグで新たな道を切り開く。

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