◇明治安田J3リーグ 第22節 沼津1―3北九州(26日・愛鷹)
アスルクラロ沼津はホームで北九州に1―3で敗れ、最下位脱出を逃した。後半5分、こぼれ球を押し込まれ先制を許すと、同11分にも失点。
厳しい現実を突きつけられた。前節(19日)の鳥取戦(3●4)と合わせ2戦で7失点。今季4度目の連敗で最下位から脱出できず、沼津イレブンはがっくり肩を落とした。中山雅史監督(57)は「ミスが多い。攻めに転じた時に動きが乏しかった」と厳しい表情で振り返った。
この日は大卒新人のGK前田宙杜(ひろと、22)がリーグ初先発に抜てきされるなど、鳥取戦からスタメンを6人入れ替えた。前半は耐えて無失点で終えたものの、後半5分にシュートのこぼれに詰められ、元清水のMF高橋大悟に先制点を奪われた。同11分にも縦パスをきっかけに好機をつくられ、クリアが中途半端になった所を拾われ2点目を許した。
同18分、ロングボールからFW白輪地が「いい所に転がってきたので迷いなく振り抜いた」と右足で放り込んだが、反撃はこの1点にとどまった。
リーグは3週間の中断に入る。「チームとしての戦い方を確立していくしかない」と指揮官。白輪地も「みんなが同じ方向を向いて、死に物狂いでいいトレーニングをしていく」と語気を強めた。
(武藤 瑞基)