日本バスケットボール協会は27日、男子アジア・カップ(8月5日開幕、サウジアラビア)の出場メンバー12人を発表した。パリ五輪代表の富樫勇樹(千葉J)、ジェイコブス晶(フォーダム大)やサマーリーグに参加していた馬場雄大と富永啓生(北海道)らが選ばれた。
男子日本代表はこの日、都内で会見に臨んだ。トム・ホーバス・ヘッドコーチは「グループリーグで1位になりたい。それならすごい良い道ができると思う」と目標を語った。今大会は馬場とジョシュ・ホーキンソンの2人が主将を務めることも発表。指揮官は「最初は馬場がキャプテンだったが、サマーリーグに呼ばれた。馬場がいないときにジョシュがキャプテンになって、この2人がやった方がいいと思った」と経緯を説明した。
主将を任命された馬場は「緩んだときに締められるキャプテンになりたい。トム監督からは『僕の成長にもなる』と言ってもらった。選手としても人間としても成長できるようになりたい」と意気込みを語った。ホーキンソンも「周りに教えないといないときもあるし、悪者にならないときもあるし、自分の経験を伝えないといけない時もある。
アジア・カップは参加16チームが4組に分かれて1次リーグを戦う。世界ランク21位の日本はB組に入り、6日にシリア(同71位)、8日にイラン(同28位)、10日にグアム(88位)と対戦。各組1位が8強入りし、2、3位は準々決勝進出を懸けて決勝トーナメント1回戦に臨む。日本代表が優勝すれば54年ぶりの快挙となる。