◆明治安田J1リーグ ▽第23節 浦和0―0福岡(27日・埼玉スタジアム)
浦和はホームで福岡と対戦し、0―0で引き分けた。史上4クラブ目のJ1通算1650点に王手をかけていたが、次節以降に持ち越しとなった。
マチェイ・スコルジャ監督は「選手たちの現在のフィジカルコンディションを考えて、消耗させないため」と、この約1週間での3戦目だった選手の疲労を考慮。ハイプレスで流れを作ったが、「相手GKが高い位置を取ってビルドアップに参加していた」と、後半の序盤でミドルゾーンでのプレーを選択した。しかし、日本代表DF安藤智哉を筆頭に福岡の3バックにはね返された。スコルジャ監督も「何とかボールを回収することは出来たが、それをいいカウンターにつなげることが出来なかった。アビスパ福岡のCBは3人とも非常に好調だった。それを我々は破ることが出来なかった」と振り返った。
試合終盤には何とか得点を奪うため、再びハイプレスを敢行。個人技に優れる元日本代表MF中島翔哉も投入し、打開を図った。しかし、最終的には無得点に終わり、「本日の試合で首位との差をより詰めることを望んで挑んだ試合だったので、それが少ししか出来なかったことを残念に感じています」と悔しさを見せた。
クラブW杯参戦による変則日程も消化し、J1全20チームの試合数がそろった。浦和は勝ち点38の8位で、首位の神戸とは勝ち点8差となった。リーグ優勝へ、今季はアウェー11戦で1勝のみと苦戦していることから「今までのアウェーの結果の流れをいかに変えられるか。