◆ヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」神戸1―3バルセロナ(27日、ノエビアスタジアム神戸)
J1神戸のクラブ創設30周年を記念して行われた一戦は、バルセロナが3得点を奪って快勝した。バルセロナのハンジフリック監督は「素晴らしい国に来て、いい試合ができて本当に良かった」と試合を総括した。
前半33分に、CKからDFエリック・ガルシアが押し込んで先制に成功した。一時は同点に追いつかれたが、後半に2得点を奪って勝利。試合3日前には一時クラブが参加中止を表明するなど、話は二転三転した中で挑んだ一戦だったが「確かに難しいところがあったような気もするが、選手にはいい試合をしてもらわないといけない。いい強度も出ていたと思いますし、そういったところが展開できたのは良かった」と、うなずいた。対戦した神戸の印象については「(ゴールを決めた宮代も)非常にいい選手だったと思う。チームとしてもハイプレスの掛け方なども非常に良かったと思いますし、私たちが求めるようなサッカーもしっかりできているいいチームだった」と評価した。
来日が直前まで決まらなかったことには「若干サプライズではあった。日本には行かないと聞いていた中で、急展開で決まって準備をした。2日間練習ができなかった期間もあったが、来日してからは練習をして試合を迎えられた」とチームとしての動きを告白。時差も8時間ある中で、26日の来日となったが、ピッチ上ではそんなことを感じさせないプレーで約2万8千人のサッカーファンたちを熱狂させた。