◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)女子決勝大会 日本 1―3(15―25、26―24、16―25、23―25)ポーランド(27日、ポーランド・ウッチ)

 3位決定戦が行われ、昨年大会銀メダルで世界ランク4位の日本は、敵地で同3位のポーランドに1―3で敗れ、2大会連続の表彰台には一歩届かなかった。

 15得点の島村春世に継ぐチーム2位の12得点を挙げた石川真佑主将は「最後に競った場面で自分たちが我慢し切れなかったり、点数を取り切れなかった場面が、すごく多かった。

個人ではオフェンス(OF)で取り切れるシーンが少なくて。ディフェンス(DF)では頑張ろうとは思っていたけど、やっぱりOF、DFを安定させないといけない。勝負所で自分が(力を)出し切れなかった。まだまだ足りないと改めて感じることができた試合でしたし、そこから自分のレベルアップが必要だと感じた試合になりました」と話すと、目から悔し涙があふれた。

 それでも2028年ロサンゼルス五輪に向けたフェルハト・アクバシュ監督の新体制のスタートの大会で4強入り。攻撃では和田由紀子が大会を通じて223点で全体4位、石川も216点で同5位。若手も含めて新チームの可能性を示した。主将は「1年目のシーズンなので、まずベスト4に残れたのは、チームにとって経験にもなった。勝負がかかった試合は、この先絶対に必要になっていくので、まずここを経験できたことは本当にチームとしても良かった」と総括した。

 8月22日からは今年の大一番、世界選手権(タイ)が始まる。「自分たちの足りないところ、もっと必要なところが感じることができた。世界バレーに向けてもう一段階、質を高めていかないと、ベスト4からの上はきついところだと思うので、もう一回そういったところを見直しながら、やっていきたい」と決意を新たにした。

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