4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング49位の大坂なおみ(フリー)が自身のSNSを28日に更新。「ありがとう、パトリック」との書き出しで、「あなたから学ぶことができて、とてもすばらしい経験だった」とつぶやいた。

 コーチ関係解消を文章で明言はしていない。しかし、過去も同様な形で、師弟関係解消を公表してきただけに、今回も、パトリック・ムラトグル氏との関係を終え、次のステップに進もうとしていると推察できる。「あなたの成功を祈っています。あなたは、私が出会った中で、最もすてきな人の1人でした」と讃えた。

 ムラトグル氏は、4大大会23度の優勝を誇るセリーナ・ウィリアムズ(米国)を10年間も指導してきたことで有名。2024年10月に、ヴィム・フィセッテ氏に代わり。大坂のコーチに就任した。

 大坂は、2018年全米で4大大会初優勝をして以来、父レオナルド・フランソワ氏をのぞき、すでに4人のコーチが就任してきた。ムラトグル氏との師弟関係も1年もたず。発展的解消のように見えるが、ようやく大坂のテニスに安定感が加わってきたときだっただけに惜しまれる。

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