全国9地域の代表32チームで争う「第49回U―18クラブユース選手権(7月22~31日)」は準々決勝までが終了し、4強が出そろった。準決勝はともに29日に行われ、鹿島ユース―FC東京U―18(ニッパツ)、名古屋U―18―仙台ユース(三ツ沢陸上競技場)のカードとなっている。

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 鹿島が初の大会制覇まで、あと2勝に迫っている。

 1次リーグを3戦全勝で勝ち上がると、準々決勝では神戸U―18との乱戦を5―3で制した。

 すでにトップチームデビューを果たしているFW吉田湊海がハットトリックを達成するなど、高校年代最高峰リーグ「プレミアリーグ」の東西首位対決となった一戦を攻撃力で圧倒した。吉田は通算6ゴールとし、得点ランクトップに立っている。

 鹿島のこれまでの同大会最高成績は、GK曽ケ端準(現トップチームGKコーチ)を擁した97年度大会の準優勝。以降は決勝進出が一度もない。

 28大会ぶりの決勝進出、そして初の優勝へ。“歴代最強”の呼び声高い評判と実力を確固たるものにするべく、鹿島ユースが頂点へと駆け上がる。

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