横浜FMが29日、明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025として開催されるリバプール戦(30日・日産スタジアム)に向けて神奈川・横須賀市内で全体練習を行った。

 イングランド・プレミアリーグの昨季覇者との一戦は、既に6万5000枚を超える発券がされており、超満員の中で開催されることが確実となっている。

かつてリバプールのライバルクラブ・アーセナルでプレーしていたFW宮市亮は「次のリーグ戦に向けて実のある試合にしたいですし、個人的にもリバプールとやれる機会はなかなかないので、すごく選手としても楽しみです。言わずもがなですけど、そのポジションに世界有数の選手がいて、個としても、チームとしても、本当に素晴らしいチームだと思うので、学べることもたくさんあるだろうし、ただ僕らがどれだけ出来るかも試せる一戦。すごく楽しみにしています」と心待ちにした。

 この日の紅白戦では右サイドバックでプレーし、攻撃的なウィング以外のポジションも開拓している。そうした中での一戦となるが「前でも後ろでもやれる準備は出来ている。明日に関しては前で出ても、後ろで出ても素晴らしい相手と対戦出来るので楽しみ」と強調。対戦したい相手を聞かれると「サラー選手がどういう動きをしているのかとか、どういう所でボールタッチをしているのか、そういうところは見られると思うので楽しみにしています」と話した。

 もちろん、楽しむだけではなく、降格圏内からの脱出を目指すリーグ戦の再開に弾みをつける一戦にもする。「ただの練習試合にするのではなく、しっかり勝ちにこだわってやっていきたい。Jリーグのチームもこれくらいやれるんだよというところを見せていきたいし、そういったサッカーを見せて、リバプールとも関係なく、マリノスの試合を見に行きたいというファンの方が一人でも多く増えてくれたら。Jリーグも毎週6万人入るような文化になっていけるように、そのために自分たちが魅力のある、いいサッカーをしないといけない。いい機会になると思います」と意気込んだ。

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