日本財団は29日、サッカーのイングランドプレミアリーグ・リバプールが設立したリバプールFC財団とパートナーシップ協定を結んだと発表した。
都内でパートナーシップ締結セレモニーが行われ、日本財団の笹川順平理事長は「両者は非常に似た志を持っている。
30日に開催されるリバプール―横浜FM戦も今回の連携協定の一環として行われる。今回の協定の取り組みの第1弾として、児童養護施設や日本財団が全国展開している「第三の居場所」を利用する子供、ウクライナ避難民等3000人を30日の試合に無料招待することを明かした。一部の子供達はエスコートキッズとして選手と入場する。今後はサッカーを活用したリーダーシップ教育プログラムの共同開発、日本の子供たちの英国研修支援等を目指していくという。
パリッシュCEOはイングランドだけでなく、アジア諸国での事業展開も考えており、「今後少なくとも10か国において、インパクトのあるパートナーシップを発揮したい。その第一歩が日本」。今回の協定はまずは1年の期間を設定しているというが、笹川理事長は「長期的な視点を持っている」と、今後も中長期的に提携を続けていく方針を示した。