Jリーグは29日、明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025として開催される横浜M―リバプール戦(30日・日産ス)において、審判員が試合中に小型のボディーカメラを装着する、通称「レフェリーカメラ」を試験的に導入することを発表した。Jリーグでは初の事例となる。
レフェリーカメラとは審判員が試合内で胸や耳などのボディーに装着する視点カメラで、6~7月に米国で行われたクラブW杯で導入された。
クラブW杯ではレフェリーカメラによる映像の一部がライブ配信されたが、現時点では国際サッカー評議会(IFAB)が特別に認めた競技会に限られることや、Jリーグで初の実施で安全な運用に注力すべきことなどから、今回の試験導入では試合中継内での使用は行わず。審判員の指導教材として活用される他、近日にYouTubeのJリーグ公式チャンネル内の公式番組「Jリーグ審判レポート(シンレポ!)」などで撮影映像の一般公開予定となっている。
なお横浜Mとイングランド・プレミアリーグの昨季覇者との一戦は、既に6万5000枚を超える発券がされており、超満員の観客の中で開催されることが確実となっている。