アジア・サッカー連盟(AFC)は29日、来年3月にオーストラリアで開催される女子アジア・カップの組み合わせ抽選会をシドニーで開いた。FIFAランク7位のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」はC組に入り、同37位のベトナム、同42位の台湾、70位のインドと1次リーグを戦う。
同大会は2027年女子W杯ブラジル大会のアジア予選を兼ねており、大会の上位4チームと、準々決勝で敗れたチームによるプレーオフに勝利した2チームを含めた6か国がW杯への切符を手にする。さらに2チームが大陸間プレーオフに回る。
2大会ぶり3度目の優勝と、W杯10大会連続出場がかかる同大会へ、ニルス・ニールセン監督は「一試合一試合を確実に勝ち切り、まずは女子ワールドカップの出場権獲得を最低限の目標として必ず達成したいと考えています。もちろん、私たちの目標はタイトル獲得です。しかし、同じ目標を掲げているチームは他にもあり、優勝できるのはたった一つのチームです。その一つになるために、私たちは全てを懸けて戦います」などとコメントした。
◆ニルス・ニールセン監督のコメント全文
「来年3月に開催されるAFC女子アジアカップオーストラリア2026は、私たちの最終目標であるFIFA女子ワールドカップブラジル2027へのアジア最終予選も兼ねています。今回、グループステージの対戦相手が決まりましたが、いずれの試合も決して簡単なものではありません。それでも、全ての試合に勝つ可能性があり、そして私たちは勝たなければならない立場にあります。これまで非常に集中して質の高い準備を重ねてきて、この大会に優勝候補の一角として臨めると考えています。
今年2月のShe Believes Cupではアメリカと対戦し、その後の国際親善試合ではコロンビア、ブラジル、スペインといった世界の強豪とも対戦して非常に価値ある経験を積んできました。7月には東アジアE―1サッカー選手権でアジア諸国とも対戦し、チームのさらなる成長につなげています。
一試合一試合を確実に勝ち切り、まずは女子ワールドカップの出場権獲得を最低限の目標として必ず達成したいと考えています。もちろん、私たちの目標はタイトル獲得です。しかし、同じ目標を掲げているチームは他にもあり、優勝できるのはたった一つのチームです。その一つになるために、私たちは全てを懸けて戦います」