タレントの黒柳徹子が29日放送のテレビ朝日系特番「プラチナファミリー 2時間SP」(午後7時)に出演。10年前から自身の衣装プロデューサーを務める田川啓二さんの“プラチナファミリー”ぶりに納得する一幕があった。

 本業はビーズ刺繍(ししゅう)デザイナーの田川さんは10年前から黒柳の衣装プロデューサーを務め、豪華な手縫いの刺繍で毎日変わる「徹子の部屋」の衣装やNHK紅白歌合戦の衣装などを手がけてきた。

 今回、番組では長野・軽井沢にある築22年とは思えない田川さんの近代美術館風の別荘に潜入。プライベートでも仲がいいという黒柳も何回も訪れているという別荘の他、ハワイにも別荘を持つことが明かされた。

 田川さんの曾祖父・田川大吉郎さんは日中関係改善に尽力した大物政治家で祖母・田川イクさんは東洋紡社長の庄司乙吉さんの娘という家系。土地と建物も先祖から受け継いだものだった。

 コシノジュンコさんに才能を見い出され、トップ・ビーズ刺繍家に。2002年に「徹子の部屋」にゲスト出演したことで黒柳と意気投合。その後、黒柳自らが「親友という感じかしら」と断言する関係になった。

 2015年には、あるプロデューサーから「黒柳さんのマネージメントをしてほしい」という依頼を受けた。「考えてみます」と答えた田川さんが黒柳に相談したところ、間髪入れずに「それはダメ」と言われたという。

 理由を聞くと「それをしたら、私があなたの才能を潰すことになるから」と黒柳は返答。しかし、田川さんは「新しい黒柳さんの魅力を伝えたい。

自分の仕事はちゃんとやって本業は辞めません。二足のわらじを履けますから」という思いのもと再度、申し出て、黒柳のマネージメントも手がけることになったという。

 この時期のことを「(1回は)断りました。しばらく会わなかった時期もあるんですよ」と振り返った黒柳。「ある日、突然お会いして、会わなかった間の話なんかして、また仲良くなった。私のことを良く分かってくれてる方なんで。私も簡単なようで難しいところもある方なんで…」と話していた。

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