Jリーグの野々村芳和チェアマンは29日、理事会後に都内で会見し、最近のJリーグでサポーターによる処分案件が相次いでいることについてコメント。チェアマンは「各クラブが、すごくしっかり対応してくれているとは思う。

安心・安全が日本らしさのモデルだと思う。そこをどう守っていくか。(サポーター、応援の)熱量を保ちながら、クラブが現場でどう対応するかというところにかかっている。そこは自分がクラブ(札幌)でやっていた時も、同じような感覚を持っていたので期待したい」と話した。

 また、「サッカーは感情の触れ幅が広いスポーツ。やさしい温かい気持ちから、高い熱量までの間で、いかにリスペクトを持って接していくか、関わっていくかを、今一度、関わる人たちがみんなで考えなきゃいけない。考えるきっかけにはなっているのかなと思う」と続けた。

 7月5日のJ1、横浜FC―横浜FMでは、横浜FMが一部サポーターに試合前に花火・発煙筒の使用や集団での威嚇、挑発などの禁止行為があったとしてサポーター計69人の無期限入場禁止などの処分を発表していた。

 同日のC大阪―G大阪でも、G大阪が一部サポーターによる柵破壊行為や警備スタッフ及びC大阪サポーターに対する暴力行為、G大阪サポーター間での暴力行為を確認し、処分を行っていた。

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