女子プロサッカー「WEリーグ」は30日、都内での理事会後に会見を行い、2025―26年シーズンより月間ベストオフェンス賞、月間ベストディフェンス賞、最優秀オフェンス賞、最優秀ディフェンス賞を新設したことを発表した。選考方法は、各クラブが各試合のオフェンス・ディフェンスシーンを推薦し、ファン・サポーター投票を実施。
Jリーグには既にベストゴール賞とベストセーブ賞があるが、黒田卓志事務総長は「Jリーグがベストゴール、ベストセーブをやっているのにならうような形。WEリーグもたくさんいい選手、プレーがあるのでそこを注目してもらいたい。クラブの皆さんとか、リーグ側からもより注目してもらえるプレーを取り上げてもらえるようにということで、この賞を作った」と同賞について説明した。
最初はJリーグと同様にベストゴール賞とベストセーブ賞の制定を考えていたというが、「(攻撃を例に)チームの連係で崩したシーンやオフェンス全般で取り上げるのはどうかという提案があった」。昨季のプレー動画の中でMF塩越柚歩(現日テレ東京V)のトラップが一番見られたと明かし、他にもドリブルやトラップのプレーに多くの反響が集まったという。黒田事務総長は「もしかしたら、そのへんにWEリーグ、選手の魅力が詰まっているかもしれない。(攻守で)広めに選考し、選手を表彰したらどうかと案がでてきた」と同賞を新設した経緯を明かした。