U―22日本代表が30日、ウズベキスタン遠征を終えて成田空港に帰国した。
28年ロス五輪を目指す大岩剛監督率いるチームの始動となった今回の遠征は、20歳以下のロス五輪世代ながら、これまで同世代の代表経験の少ない選手を中心に招集。
帰国後に取材に応じた大岩監督は「選手がすごく集中して、この活動に来てくれたというのは本当に感謝しかない。あとは所属先にも、このタイミングってなかなか選手を提供しづらい時期なんですけど、期待を込めてだと思うので。我々のところに今回来た選手たちがチームでやっぱり苦しんでいる選手が多いので、そういう期待も込めて、何か変わってくれという期待があったのかなとは思って、いい活動になったと思ってますね」と総括した。
今回はU―20W杯(9月、チリ)のメンバー選考の一環として、大学から8人を選出し、さらに鳥栖U―18のMF新川志音ら17歳の選手もメンバー入りした。幅広い層の選手を見ることにもなったが、「まあ1回だけなんでね。それが今後どうつながっていくかは、選手それぞれ自身の今後に期待するしかないので、刺激を感じてもらうという部分では非常にいい期間だったのかなと思います。タイトな日程で行ったし、タイトな環境でやったし、気候もそうだし、相手もそうだし、国際試合をやるのが初めてという選手もたくさんいたし、外国人相手っていう日本代表本来のね、どう立ち振る舞わなきゃいけないかというのは感じられたんじゃないかなとは思いますよね」と話した。
今後は船越監督が率いるU―20W杯(9月、チリ)のメンバー入りへ自チームでアピールしていくことになる。大岩監督は「今はセカンドグループにいる選手たちなので、個人の昇格しかないと思っている。より個人がギラギラしている状態じゃないと、同じ監督ではないので、リンクするところは少ないと思う。ただ、火を付けるというか、彼たちに自分が入っていくんだという諦めない姿勢は色々な例えを提示して話したつもりなので、今回の活動の中から、最終的にW杯に行く選手がいてほしい」と期待を込めた。