◆サッカー◇コネクティング・コミュニティー・カップ▽予選リーグB組 磐田東3―1鹿児島 、磐田東1―1市浦和 (30日・ゆめりあほか)

 コネクティング・コミュニティー・カップ(CC杯)サッカー大会が30日、静岡県内各地でスタート。全国から集まった30校が6組に分かれてのリーグ戦が行われ、磐田東が1勝1分けのスタートを切った。

31日はリーグ戦の残り試合が予定され、順位に応じての決勝トーナメントが8月1日から3日まで行われる。

 0―1と敗色濃厚の後半33分、磐田東のFW高田心羽(ここは、2年)が大仕事をやってのけた。縦パスに合わせて市浦和DF陣の裏へ飛び出し、前に出てきた相手GKもかわす。そのままドリブルで前進し、無人のゴールへ同点弾。「狙い通りです。冷静に流しこめました」と笑顔で振り返った。

 4強入りした6月の県総体ではレギュラーを務めたものの、大会後にスタメン落ち。「アピールして戻りたい」と気合が入っていた。鹿児島との初戦は先発で無得点も、市浦和戦は0―0の後半から出場。同10分には強烈なミドルを放つなど、攻撃を引っ張って存在感を見せた。

 作陽(岡山)や武南(埼玉)、国見(長崎)など総体出場を逃した、全国の強豪校が県西部地区に集まっての第2回大会。通称「第2のインターハイ」で地元・磐田市を代表して臨んだ。

「この大会を通して全体的にレベルアップし、秋のリーグ戦や県選手権に備えたい」とDF原崎晄主将(3年)は意気込んだ。

 もちろん目指すは優勝。「31日のリーグ戦は2連勝して、決勝トーナメントに進みたい」と高田。主将も「地元を代表して、戦う気持ちを見せていく」と気を引き締め直した。

(里見 祐司)

 〇…藤枝明誠は松本安司監督(56)が「守備の強度を上げたい」とは話していたが、予選リーグ1勝1分のスタートを切った。奮闘したのがDF山本陸駆(りく、3年)だ。関東一戦では右サイドバックを務め、試合終了間際にゴール前へクロスを送って決勝点をアシスト。今治東戦ではセンターバックを任され、1失点に抑えた。県総体ではレギュラーも、8強で敗退後にBチームに落ち、今大会から復帰。「食らいついていきたい」と闘志をのぞかせた。

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