J2北海道コンサドーレ札幌MF原康介(19)が、負けられない一戦に強行出場する。札幌は7月31日、ホーム・鳥栖戦(2日)に向け、宮の沢で調整した。
日の丸を着けて初めて臨んだ国際試合。5―1で勝ったU―22サウジアラビア戦は後半25分から、同ウズベキスタン戦(2〇0)は先発で出場。ともに3トップの右に入り、得点に絡むなどアピールに成功した。「ドリブルの部分だったりというのは海外でも通用するなと思った」。得た好感触は、勝ち点8差をつけられる4位・鳥栖との対戦で発揮するつもりだ。
ウズベキスタンとの時差は日本から4時間遅れ。日本では深夜0時にあたる午後8時開始の試合に「難しい部分はあった」。それでも、帰国後を考えて寝る時間を調整するなど、準備は怠らずにしてきた。
3日に20歳となる原は、日本が出場を目指す28年ロス五輪世代で、9月にチリで開催されるU―20W杯の対象年代でもある。「どっちも狙ってるので。チームでの練習からしっかりやっていけたら」。目指す目標に近付くためにも、まずは札幌で絶対的な地位をつかみ取る。(砂田 秀人)