J1町田は2日、東京・町田市内で公開練習を行った。サマーブレイクを経て、6日に天皇杯4回戦の京都戦、10日に首位神戸とのリーグ戦(ともにGスタ)を戦う。

DF菊池流帆は「天皇杯勝つか負けるかで神戸戦の勢いが変わってくる。神戸は一応(昨季まで)いたチームなので、気合は入っています。勝ちますけどね」と力を込めた。

 菊池は開幕戦の広島戦(1●2)で右足を負傷。3月29日の福岡戦(2△2)で復帰したが、直後の4月9日のルヴァン杯2回戦甲府戦(1〇0)で今度は左足の肉離れで再び離脱した。菊池が抜けている間にチームは3連敗を含めて低調な時期が続いたが、後半戦からは5連勝と復調している。菊池も6月21日の鹿島戦(2〇1)から復帰し、4連勝。3バックの中央で相手FWを封じ込める役割を担い、4試合で失点は1点のみ。直近2試合(清水戦、東京V戦)では2戦連発を記録し、好調なチームを牽引している。

 チームはリフレッシュのため、7月22日から26日まで5日間のオフを選手に与えた。菊池は日光と那須に行き、日光二荒山神社などの神社巡りや温泉などで英気を養った。青森山田高時代の恩師で、現在も町田で共闘している黒田剛監督も神社巡りを習慣にしているが、「感謝の気持ちを忘れないで過ごしていきたいという気持ちを常に持ち続けられるように。

普段は忘れがちですけど、そういう所に行ったら思い出せる。元々家族が好きでよく行っていたが、『何で行くんだろう』と小さい頃は思っていたんですけど、その意味がだんだんと分かり始めた」と神社の効力を語る。「運が9割くらいの勢い。ネガティブになることもありますけど、出来るだけ何事もポジティブに捉えることは運を引き寄せるためにはすごい大事」。天皇杯準々決勝進出と後半戦破竹の6連勝の運気を菊池が持ってくる。

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