浦和は2日、天皇杯ラウンド16(4回戦)の山形戦(6日・NDスタ)に向けて公開練習を行った。2023年の天皇杯で一部サポーターの暴力行為などがあり、24年の参加資格は剥奪(はくだつ)に。

今年はクラブW杯参加のため、16強からの参加となった2年ぶりの天皇杯に向け、調整を進めた。

 24年9月に復帰したため、天皇杯は13年以来12年ぶりとなるMF原口元気は「絶対に難しいゲームとなることは間違いない。アウェーで今年は全然勝てていない中で、アウェーなので。カテゴリーは下とはいえ、相当いい準備ができないと次には進めないと思う」と危機感を募らせた。

 今季ここまでJ1リーグではアウェーで1勝6分け4敗(ホームは9勝2分け2敗)。唯一の勝利は4月13日に国立で行われた町田戦(町田のホーム扱い)だ。DF長沼は「もちろんホームでは多くの観客にサポートしてもらっていることが力になる、というのはあると思うんですけど、それが(アウェーで勝てないことに)影響しているかと言えば、僕個人としてはないと思っているし。戦い方が違うわけではないし、なんか答えが見つからないというか…見つかっていたら、こうなっていないと思う」と語る。

 6日の山形戦後には、中2日でJ1リーグのアウェー横浜FC戦(9日・ニッパツ)も控えており、ローテーションでメンバーを入れ替える可能性もある連戦。この日の練習ではMF渡辺、DF石原が別メニュー調整となっており、練習後にはスコルジャ監督がキャプテンのMF関根やDFホイブラーデンらと話し込む様子も見られた。アウェーで勝ちきれない悪癖を拭い去り、ベスト8に駒を進めることができるか。指揮官のメンバー構成にも注目が集まるところだ。

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