◇30周年記念チャリティーマッチ KOBE DREAMS4―3WORLD DREAMS(2日・ノエビアスタジアム神戸)

 J1の神戸が2日、クラブの創設30周年を記念してチャリティーマッチを行った。JFLアトレチコ鈴鹿の元日本代表FW三浦知良が0―2の後半10分にPKを決めると、チームはそこから逆転した。

 左ウイングでスタメン出場したカズは、播戸竜二、岡野雅行とともに前半からゴールを狙い続けた。2点を先制されて迎えた後半10分、岡野が相手のDF槙野智章に倒されてPKを獲得。キッカーに立つとゴール左隅の完璧なコースに蹴り込み「みんなに感謝したいと思います。決めるだけだったので、それまでのPKを取ってくれた選手に感謝したい」と、記念試合でゴールを奪った。

 得点後にはキレキレのダンスも披露。いわゆるカズダンスではなく、田原俊彦バージョンで「(新しいバージョンとか)ではない。カズダンスはやっぱり公式戦でやった時に披露したい」と特別版で会場を盛り上げた。10年前のチャリティーマッチでも得点を奪ったキングカズは「勝ち負けやゴールよりも震災から30年で、神戸も30周年。関西を代表するクラブに成長して、2連覇も達成して。僕も在籍した一人としてうれしく思いますし、神戸の試合はよく見ていますし、いつも見ている場所でプレーできている喜びを感じながらやっていました」と、どこまでも主役だった。

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