◆30周年記念チャリティーマッチ KOBE DREAMS4―3WORLD DREAMS(2日・ノエビアスタジアム神戸)
J1の神戸がクラブの創設30周年を記念するチャリティーマッチを開催した。この日、46歳の誕生日を迎えた元日本代表のFW播戸竜二氏はJFLアトレチコ鈴鹿の三浦知良、岡野雅行氏とともに3トップで出場した。
試合前練習から誰よりも多くシュートを繰り返し、バースデーゴールへ準備を整えた。得点こそ生まれなかったが、味方のシュートのこぼれ球への反応、DFの裏への仕掛け、ポストプレーとストライカーらしい技術を随所に見せ、サポーターを魅了。試合後には「勝ったから良かった。やっぱり勝つのが一番やね!」と、カズのPK弾から後半のみで4得点を奪った逆転勝利を振り返った。
自身は2002年~05年に在籍しており、05年に神戸は白黒の縦じまからえんじ色を基調としたユニホームとなった。この日は前半は白黒の縦じま、後半はえんじ色と2つのユニホームに袖を通し「ちょうど移り変わりの時にいたから、両方着られて感慨深かった。気持ち良くできました」と、思いを巡らせた。「40年で呼ばれるか分からないですけど…呼ばれても56でまだ(今回の)カズさん(58歳)より年下やからな(笑)。さすがですよね」。いつまでも慕うキングの背中を追い、何年たってもゴールを狙う。