男子400メートル個人メドレー予選が行われ、昨夏パリ五輪銀メダルの松下知之が4分10秒39の1位、初出場の西川我咲(ともに東洋大)が4分10秒41で2位だった。日本勢がワンツーで上位8人による決勝に進出した。
この種目の世界記録保持者で、今大会は200M個メで世界新を出している五輪王者・マルシャン(フランス)と隣で泳いだ松下。前半から飛ばし、1位でタッチした。「気持ちよく泳げた。非常にいい感じ。今までで、一番楽に(前半を)入れた。決勝は体動くし、いい自信になった」と好感触。決勝はマルシャンとの一騎打ちとなると見られるが「お互い、様子をみながら泳いでいた。マルシャン選手も世界新を出しているので調子いいと思うけど、真っ向から勝負して勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。
初めて世界水泳に臨む西川も堂々の泳ぎ。最終日に個人初レースと調整が難しい中、2位で決勝に進んだ。レース後は「レース前に(渡辺)一平さんに助言をもらって、予選で競ったら絶対に勝つという思いで泳いだ。調子もいいし、決勝ではメダル争いをしたい。